苦手な男子

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-nishijima side- 「ははっ!おま、ちょ、それはないわ、ははっ!」 「うっせーわ!お前もやべーかんな!」 「いって!おま、それは反則だぞ!」 「うっせ、ばーか!」 今は美術の授業中。俺らにとって美術なんて、休み時間と同じ。 だから、俺は美術が一番好きな教科!!! …多分他の奴らも。 日「おい西島!手を出すのは反則なんだぞ!」 西「知るか!てか、秀太は足蹴りしてんじゃねーかよ!」 末「いや、西島勘違いすんな。これは足蹴りとかじゃなくて、空手の練習中なだけだから。」 西「いや、ここですんなよ!」 末「うっせーわ!俺の練習を邪魔する奴は回し蹴りの刑だ!」 西「うお!あぶね!」 俺は、周りが見えていなかった。 ____________どんっ。 体に走る衝撃。楽しかった時間が一転。焦りへと変わっていく。 やばい、どうしよう…。 そう思っていると振り向く彼女。 男子の間で密かに"女神"と呼ばれている、宇野さんだった。
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