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4・常識的に有り得ない未知の薬物や、一般人の理解しづらい難解な科学技術を事件に適用してはならない。
↑↑
…うん??
このルールの後半部分…『事件に適用してはならない』というのは…
『犯人が、常識的に有り得ない未知の薬物や、一般人の理解しづらい難解な科学技術を使って犯罪を犯してはならない。→つまりは犯行の手口という意味』でしょうか。
それとも、
『探偵や刑事が、常識的に有り得ない未知の薬物や、一般人の理解しづらい難解な科学技術を使って事件解決してはならない。→つまりは事件の解決方法という意味』でしょうか。
後者の『事件の解決方法』であれば、先にご紹介しました、『2・探偵方法に超自然能力を用いてはならない』(例えば、超能力探偵など) と内容が、ダブっているような印象も受けますが…
前者の『犯行の手口』というのであれば、
こちらも激しく納得です!
もし、犯人が『常識では想像できない未知の薬品』や『全く一般的ではない難解な科学技術』を使って犯罪を犯したのであれば、
事件解決にのぞむ探偵や刑事の方は、よっぽどの『変り者(?)』か『専門知識を持った人物』でない限り、事件を解決できっこありませんし、
何より、読者の方がお話の理解に苦しみ、全く楽しめないと思います。
いくら奇抜で斬新なアイディアを用いても、読む方が面白みを感じなければ、何にもなりませんよね(汗)
でも…ですねぇ。
実は、このルールを破った傑作ミステリーも…
既に有るんですよ!
それは、『物語の時代背景を未来にする事』で、
現代社会には存在しない薬品や科学技術を用いた犯罪を描いている訳なんです!
いわば、『SFミステリー』というジャンルがそれですね!
もちろん、描くには、しっかりとした『未来世界』の世界観の確立と描写が不可欠です。(それが無いと、リアル感に欠けてしまいますものね)
『ノックスの十戒』が発表された1928年当時…その時は、まだ『SFミステリー』というジャンルは、確立されていなかったのかもしれませんね。
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