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8・探偵は読者に明かしていない手がかりによって事件を解決してはならない。
↑↑
ま、そりゃそうでしょうね(笑)
ミステリーの醍醐味の一つは、
『物語を読んでいる読者も、探偵と一緒になって自分でも推理を巡らすところ』だと思います。
例えば、物語中に登場する怪しげな人物たち…その人物たちのイミシンな会話や行動…そして、もしかしたら、事件解決の鍵を握っているかもしれない物語中に起こる数々の出来事…。
それらの『推理の為の材料、手がかり』を読者の皆さん自身も分析し、考えながら自分でも推理を巡らせるからこそミステリーは面白いのだと思います。
しかして!探偵は!
物語の中でその読者の推理の『更に上を行く推理』を披露してくれ、
それを読者は「わぁ!そう来たか!やられたぁーっ!」と感じるからこそ、
「いやぁ!やっぱり、ミステリーって面白いなぁ!」
と思うのだと思います。
…それが…
今まで物語の、どこにも描かれなかった『降ってわいて来た』かの様な新事実が唐突に現れて!
しかも!それが事件の謎を解く鍵となれば!
「何じゃそりゃ!そんな事実、今まで出てこなかっただろーが!」
と、面白くも何とも無いお話になってしまいます汗。
(まさに『あと出しジャンケン的な』笑)
そういった意味でも、推理の為の『伏線』は、ミステリーにおいて(まあ、ミステリーに限らず)必用不可欠になって来ると思います。
「おおっ!あの時のあのハプニング!そういう意味だったんだな!」とか、
「うわぁ!確かに言われてみれば、あの人のあの発言、内容が矛盾しているわ!」と、なるのも…
全て『伏線』のタマモノですよね!!
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