11人が本棚に入れています
本棚に追加
……………………………………………………………………………………………………
~テープの声~
ダンディさんの声
『あーあ、何か疲れたね』
『オマエ…ガ…カ』
(性別不明)
Kの声『よく考えたら、一日中、歩き回ってたもんな…』
『オマエ…ガ…カ』
セクシィさんの声
『ホント、ホント!!ああ、疲れたぜ』
『オマエ…ガ…ツカレタ…ノカ』
亀さんの声『あ、公園着いたよ』
…………………………………………
停止ボタン『カチリ』
一同「…………………………」
メンバー全員…
思わず…
黙り込んでしまいました。
セクシィさん
「こ、こ、こ!これって!!!」
(実は、一番焦ってる)
ダンディさん
「ど、どうしよう!
本当に録音しちゃったよ!!」
亀さん「…『お前が…疲れたのか…』って…言ってたよね!!」
K「あ、ああ…そう言ってたね(滝汗)
まるで…俺達の会話にマザろうとしてるみたいな…」
この時…
Kは…
内心…
『こ、これって…
もしかして…
大木に住んでる【ナニカ】が…
俺らの後をずっと…
この公園まで付いて来てるって事なんじゃ…。
って、事は…
今…この公園のどこかに…その【ナニカ】が…いるのかも…』
と…
思ったのですが…
怖くて、口に出せずにいました。
火星さん「ど、どうする?まだ…テープの続き…聞く??」
セクシィさん
「よ、よし…き、聞いてみようぜ…」
火星さんは、再びラジカセの再生ボタンをカチリと押しました。
…………………………………………
~テープの声~
火星さんの声『さてと。そろそろ、カセットテープのB面終わるかな』
『ギィィィッ』
(金属音)
セクシィさんの声
『あれ?火星。まだ録音続けてたのか?』
『ギィィィッ』
火星さんの声『うん、大木の時からずっとね。どうせなら、このテープ、今日中に全部使い切っちゃった方が良いかなと思って』
『ギィィィッ』
セクシィさんの声
『ふーん』
停止ボタン『カチリ』
……………………………………………………………………………………………………
~テープ終了~
最初のコメントを投稿しよう!