【文化祭の出し物】

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さて。 ある晴れた日曜日の朝。 K達、班のメンバーは町外れの公園に集合しました。 (もちろん、学校は休み) 集合の目的は…無論、例の心霊スポット巡りでした。 (…って、そういう事なら普通、夜に集合なんじゃ…。まあ、学生さんだし、夜の外出を禁じられてたのかもしれませんね。定かでは、ありませんが…) 集合した班のメンバー達は、それぞれ手に手にカメラやラジカセを持参して準備万端状態でした。 さて! ここで、お話が分かりやすいようにメンバーの方々に(仮の)お名前を付けておきましょう! まず… Kは… Kのままとして(笑) カメラ担当の生徒さんは…カメラの『亀さん』。 ラジカセ担当の生徒さんは…カセットの『加瀬さん』… いや、それだと実名ぽいんで『火星さん』。 あとの二人の生徒さんは… 『ダンディさん』と 『セクシィさん』とでも…(笑) (もちろん『セクシィさん』も男性の方っす) さて。 お話を戻します。 かくして… Kと亀さん(仮名)と火星さん(仮名)とダンディさん(仮名)とセクシィさん(仮名)は、心霊スポット巡りへと出発しました。 (ああっ!うっとうしいっす!(笑) 以下…(仮名)は、省略致します。笑) まず… 最初に、一行が向かったのは…。 郊外の山奥にある『〇〇沼』でした。 この沼は… 夜になると何やら白っぽい『人影』が水面上に出現する… なんて、噂が有る有名な心霊スポットの中の一つでした。 K「よし!着いたぞ」 ダンディさん 「うわぁ…。昼間でも何となく不気味だね…」 セクシィさん 「そっかぁ?俺は、全然平気だけどな」 亀さん「よし。じゃ、始めるよ…」 亀さんは、首からぶら下げたカメラを手に沼の周囲を歩きながら、あちこち(沼の水面や周囲の林など)撮影し始めました。 パチリ… パチリ… 火星さん「じゃ、俺も…」 火星さんは、肩にぶら下げたラジカセの録音ボタンをカチリと押して(録音スタート!)亀さんに付いて歩き始めました。 残りの三人のメンバーも二人に付いて行きます。 セクシィさん 「意外と…つまらんもんだな…」 K「よし!沼一周したね!じゃ、次のスポット行こうか!」 火星さんは 「了解!」とラジカセの停止ボタンを押してここでの録音を終了しました。
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