第29回 千葉真一! 沖縄が舞台のマニアックな映画鑑賞会

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第29回 千葉真一! 沖縄が舞台のマニアックな映画鑑賞会

 映画鑑賞会は近所の小さなバーで行なわれた。14回目の映画館の話で触れた、戦後・沖縄の映画館の歴史について書かれた『沖縄まぼろし映画館』(ボーダーインク/名著!)の著者、當間早志(とうまはやし)さんと平良竜次(たいらりゅうじ)さんが主催だ。  當間さんは、アラフィフのオレと同年代の映画監督で、『パイナップル・ツアーズ』(1992年)『琉球カーボーイズ、よろしくゴザイマス。』(2007年)など沖縄色満載の映画を撮っている。平良さんは10歳くらい下で「NPO法人シネマラボ突貫小僧」代表。つまりふたりとも沖縄の映画人。  数日前に、沖縄を舞台にした古い日本映画をバーで鑑賞するというメッセージがFBにきたので、おもしろそうだから出向いた。  だって、そのタイトルが『麻薬売春Gメン 恐怖の肉地獄』ですよ?  空手アクションを始める前の若かりし千葉真一主演『麻薬売春Gメン』のシリーズで、1972年の作品らしいが、このいかがわしいタイトルのどこが沖縄と関係あるの?  そう疑問を持ちつつも、沖縄の勉強のために(男のH心のためにも)観ないわけにいかない。     
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