罪の亡失

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あの、 はい? 名前なんていうんですか?そういえば聞いてなかったので。 僕は蔵山茂です あたしは高柳真那です。 高柳さん。改めてありがとうございました。 今日もわざわざ心配して様子を見に来て下さって。 いえいえ。あたしは自分の為とゆうか。思い立ったら吉日とゆう言葉をモットーに生きてるので。 そんな会話をするしていると。 「蔵山さん」 今までの和やかな雰囲気が一瞬で凍りついた。 いや、凍りついたと感じたのはこの場で自分だけ。 そしてそれを高柳さんや今訪れた来訪者に悟られてはいけなかった。 あ、どうも。 (…警察)
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