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「ああ、確かに」
「さっき、小森に週末遊びに行こうって誘っていた人がいたの」
「あ、妬いたとか?」
「違うわよ!!」
ちゃかすように言う久保山に被るように日山は叫んだ。
「そりゃ、確かに付き合ってるわけだから、そんなの見たら気持ちいいもんじゃないけど…」
「小森は、誘い受けたんだ?」
「ううん、断ったの」
「なんだ、それなら…」
「断りかたが…。"鏡見てからいいな"って」
"鏡見てからいいな"には、お前みたいな不細工が俺を誘うなんて、100年早い。
そんなニュアンスが含まれていた。
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