第二章 現実舞台

8/11
前へ
/39ページ
次へ
「確かに、小森の奴性格悪くなったよな。でも、確か中学の時も二股あったじゃん」 「ちょっと語弊があるよ」 日山は久保山の話を受け思わず笑い、言葉を続けた。 「確か、おじいちゃん家に遊びに来ていた子が小森に一目惚れしたのよね」 「そうそう、それで遠恋だから文通してて」 「また、あいつも変に真面目と言うか、紳士というか」 「優柔不断なんだよ。だからしっかり断りもしないで!日山さんにもその子にもひどいこと」 「違うよ」
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加