女子高生マンガ家

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(…七崎先輩。今日も素晴らしくイケメン) 芸能人顔負けのルックスに、絶対180を越えている高い背。 噂によればスカウトされたことも一度や二度じゃないらしい。 更に、いつ、どこで見ても、女の子を連れている。 それも複数。みんな美人。 特定の彼女は作らない主義だとか、コロコロ乗り換えているとか噂は色々あるけど、真実は私ごときにはわからない。  ただ、女の子たちはみんな先輩に好意を持っているのは明らかで、腕をくんだり手を握ったり、スキンシップもノリノリだ。 七崎先輩も全くそれを拒む様子もなく、いつだってハーレム状態。 そうこうしているうち、また新たな女子が七崎先輩へと引っ付いていく。 明るい栗色の髪の女の子。 「ナナー!おはようー」 「おはよう。ユイちゃん。あ、髪色変えたの?」 「変えたー!わかるー?」 「当たり前。似合ってんじゃん」 『きゃー!』と歓声をあげる栗色。 他の女子たちも『ナナ、チャラいー』と言いながらも、楽しそうに笑っていた。
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