ゾウコ、悪魔に出会う

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「ゾウコちゃんお疲れ~。 てか、やっちゃったねぇ」 軽い口調で、チャラ男。。。じゃなかった山口君はそう言った。 「?」 私は彼の言った言葉の意味が分からない。 「もー、分かんないかなぁ」 彼はため息ひとつつくと、右手を軽く挙げた。手先にぽっと光が灯り、そこにはトウマの顔が映った。 「!?トウマ!!」 トウマは頭に包帯を巻いている。 病院と思われる白い部屋に寝ているようだ。 なんで!?。。。と、思った瞬間。私が彼を突き飛ばした時に鈍い音がした事を思い出した。 まさか。。。 「思い出した?」 山口君は妖しい微笑を浮かべ、私をみていた。
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