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 ネロの脚がびくんと震えた。  それはルカにがっしりと抱え込まれていて、逃げようがない。ひっきりなしに上がる嬌声は、ルカの欲を助長させる。平均よりも遥かに大きいサイズのルカの一物は、今はネロの可愛らしい後孔に埋め込まれて。  ルカは舌なめずりをした。組み敷いた黒髪の青年が、淫らに乱れる光景を堪能する。 「ぁ、はっ、あん」 「もう可愛い声しか出ないな?」 「んんぁ、も、この変態! さっさとイけってぇ……っ」  太いそれを咥え込むネロは、乱暴とも思える動作で揺さぶられている。奥の奥まで届くルカの一物は、意地悪く一番気持ちいいところを外しては、ネロが焦れて腰を動かした瞬間に強く突き上げる。 「は、はぁ、んっ、あ、イ、イく、また……!」  ネロの感じやすい身体は成す術もなく翻弄され、今日何度目かの絶頂に押し上げられた。ルカに掴まれた細い腰がぶるりと震えて、それに合わせて激しく突かれて。色の籠った嬌声を響かせながら、ネロはイった。  ただし、後ろだけで。  ネロの綺麗な色をしたそこには、黒いリングが嵌められている。 「ああぁっ、ひ、イった、くそ、あんたも早くぅ……、あっ」  そのせいで射精ができないネロは、ドライでイかされた身をくねらせて必死で喘ぐ。それなのにルカはまた悪い笑みを浮かべると、ネロの体勢をぐるりと反転させて今度は後ろからがつがつと注挿を始めた。  ルカがイかないと、リングを外してもらえない。 これは「首輪」だと言われていた。ベッドの上で、ネロが許した、ルカの支配。 「ん、んん、く……っ」 「こら、声を抑えるな」 「んあぁ……!」  下半身だけを高く上げさせられた恥ずかしい格好で責められるネロは、枕に顔を押し付けて声を殺そうとしていた。しかしそれさえ咎められて、両腕を後ろに引かれて、枕から離される。その拍子に一番奥の、イイところを抉られて、ネロは首を振って快楽に耐えた。
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