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「や、もう、イけ、って、へんたい! あぁんっ」
「もう少し可愛く強請ってもらおうか。なあ?」
ルカがイけば、リングを外してもらえるのに。
なかなかその時は訪れない。もちろんわざとだ。ルカはすぐにでもネロの中にぶちまけたい欲を我慢している。射精を強請るネロの痴態を長く眺めるために。
しかし、流石に限界だろう。ルカは一度動きを止めて、ぐっとネロの背に覆い被さった。当然巨大なルカの一物はますます奥に押し込まれる姿勢になり、ネロは赤い顔で震える。背にキスを落とすと大げさなまでに肩が跳ねた。どこもかしこも敏感な身体だ。今この状態で胸の頂を摘まめば半狂乱になって喘ぐだろうが、……それは事後のお楽しみにとっておく。
ネロは耳元でおねだりを強いられ、涙の膜さえ張ったアッシュゴールドの瞳をルカに向けた。
その口で、「可愛い」台詞を。
「……ばか。あんただって、俺の中で、イきたい、でしょ? なら一番奥で、いっぱい出して……!」
「ふふ、なんて淫らな黒猫だ。可愛いな……」
ルカは笑顔でそう呟くと、遠慮も断りもなしに一気にネロを突き上げた。
「ひぁぁんっ」
「っはは、いい鳴き声だ」
枕を掴んで、ネロはその衝撃に耐える。ルカのそれが中を抉るごとに声が出た。小刻みな動きはさっきまでとは違う、熱の解放を期待させるもの。
ぞくぞくと背筋を快楽の波が駆け上る。ネロはぴんと脚を伸ばして、悩ましく腰を反らせた。
まるで猫のように。
「イくぞ……っ」
「ん、ぁっ」
宣言とともに、ルカは果てた。
注がれる感覚に、ネロは枕を噛む。同時に前を戒めていた「首輪」を外されて、ついでに数度扱かれてネロも射精した。白濁を纏わせたルカの指は、ネロの目の前に持っていかれる。中出しと自分の絶頂の余韻で荒い息を吐くネロは、大人しくその指に舌を這わせた。
「ん、はぁ……」
ずるり、と後孔から一物を抜かれる刺激に感じ入った声を上げる。散々にイかされた身体は支えを失ってベッドに沈んだ。白い肢体はほのかに赤く色づき、艶めかしくも、汗ばんでいる。
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