チョコレートよりも甘く

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「は?」 「昨日二人でアクセサリー見てたからさ…」 竜くんからこれもらえたのは嬉しい。 でも、もし流山さんと選んだものだったら正直嫌だ。 何もないってことはわかってるし竜くんのこと信じてるんだけど、どうしてもほかの女の子に選んで貰ったのなんかつけたくない。 「バカだろ」 「え?」 「流山と選んだものをあげて茜が素直に喜べるわけないだろ」 「…竜くん」 竜くんはちゃんとわかってくれてた。 それだけですごい嬉しい。 「それにアイツの好みと俺の好みは全然合わねぇし」 照れ隠しからかこんなことも言ってるけど。 顔がどことなく赤いからわかる。 「ふふ。大好き」 たまにはと思ってあたしから竜くんに口付けをする。 「俺は、愛してる」 竜くんの甘い甘い口付けがたくさん降ってくる。 サマーバレンタインの今日は チョコレートよりも甘い夜を過ごせそう。 -Fin-
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