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「うそだよ。はじめから元太のこと何ともおもってないしね!」
「でも、俺が近寄らなかったらいつかはアイツお前に告ってる。そしたらお前はアイツで頭いっぱいになんだろ」
まぁ、起こってもいないことを想像することはできないけど。
でも、たしかに頭の中に元太ばかりになって元太のこと好きになってるかもしれないね。
「あー!想像しただけでムカつく」
「自分で言ったくせに」
「まぁ、いま一緒にいれるからいっか」
すっかり2人になったときはこうやって本性を見せてくれるようになったから。
だから、流山さんに素顔を見せてるのかと思った時、流山さんと過去になにかあったのかって心配もした。
でも、その顔が全部あたしのことだったから。これ以上のことはないよ。
「竜くん、ありがと。これ」
「うん。似合ってんなさすが俺」
「これって、流山さんと選んだの?」
もらった時から気になっていたことを口にする。
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