52人が本棚に入れています
本棚に追加
「どこいくつもりだろう…」
あたしはこっそりと2人のあとをつけていく。
見なくていいものを見てしまうかもしれないけど。
でもどうしても確かめたくて。
「これなんかいいかな?」
「えー?こっち!」
2人はそんな言葉を交わしてる。
見てみればジュエリーショップの前でアクセサリーを見てああだこうだ言ってるようだ。
「…やっぱり、あたしじゃなかったの?」
竜くんの好きな人。
あたしじゃなくて流山さんだったのかもしれない。
「ぶはっ」
なにを流山さんがいったかはわからない。
でもなにかに対して竜くんはめちゃくちゃ笑ってた。
あたしといても笑うことはあるけど、あそこまで爆笑してるのを見たことが無かった。
「…帰ろう」
何をしてるんだろうと。
このにいてもどうしょうもない。
竜くんは流山さんにも普段見せたことのない顔を見せれるんだ。
あたしだけの特権だと思ったのはあたしの勘違いだったみたいだ。
最初のコメントを投稿しよう!