チョコレートよりも甘く

3/17
前へ
/17ページ
次へ
「どこいくつもりだろう…」 あたしはこっそりと2人のあとをつけていく。 見なくていいものを見てしまうかもしれないけど。 でもどうしても確かめたくて。 「これなんかいいかな?」 「えー?こっち!」 2人はそんな言葉を交わしてる。 見てみればジュエリーショップの前でアクセサリーを見てああだこうだ言ってるようだ。 「…やっぱり、あたしじゃなかったの?」 竜くんの好きな人。 あたしじゃなくて流山さんだったのかもしれない。 「ぶはっ」 なにを流山さんがいったかはわからない。 でもなにかに対して竜くんはめちゃくちゃ笑ってた。 あたしといても笑うことはあるけど、あそこまで爆笑してるのを見たことが無かった。 「…帰ろう」 何をしてるんだろうと。 このにいてもどうしょうもない。 竜くんは流山さんにも普段見せたことのない顔を見せれるんだ。 あたしだけの特権だと思ったのはあたしの勘違いだったみたいだ。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

52人が本棚に入れています
本棚に追加