龍の背に乗って

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耳もとでゴボゴボと音がする。 なにかが足元から浮いてきてミオは息が出来るようになった。 「しっかりつかまってて。」 キラキラと光るウロコ、龍? 龍の背に乗り流されていく。 前方に黒い穴がみえた。 穴にすいこまれる直前に水がザーと龍ごと持ち上げた。 「全く、洞窟に入っちゃいけないといわれてるだろ。」 あかがみの男性に怒れアーリアは首をすくめる。 「俺がたまたま通りかかったからよかったけどあの穴に引き込まれたら帰ってこれなくなるぞ。」 話の最中にまわりの景色がゆがむ。 気がつけば見知らぬ小屋の中にいた。
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