古本屋

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古いマンションが建つ一階部分は商店街、マンションの階段下にあるドアをくぐると風変わりな古本屋さん。 そこはいじめられてた私の逃げ場だった。 両親は共働きで六時に母がパートから戻るまで私はそこで時間をつぶしていた。 奥にガラス細工がおかれたテーブルがあって、そこのイスで本を読んで過ごした。 ある時、うすいきれいな背表紙の本がそこに置いてあった。 それが不思議な体験のはじまりだった。
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