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本を開くとそこは美しい庭園だった。
草花は淡いピンクの光を浴びて輝いている。
誰かが歩いてくる気配がして海音は近くの大木の影に隠れた。
額に銀色のティアラをつけた銀髪の人が何かいいながら花を指でつつくとリンと音がして雫が飛んだ、花を一つ一つつちいて壺に何かを集めその人は去っていった。
海音は花に近づきつついてみた。
リンと音がして蜜がでる。
それを飲んでみた。
甘いいい香りが口の中に広がる。
「捕まえました。蜜泥棒さん。」
後ろから捕まれ振り向くと銀髪の少年がいた。
「この蜜が頂けると言うことは貴方は美しい心の持主です。どうやって来たのかは知りませんがいいですか、この花が咲くとこしか遊んじゃ行けませんよ。」
怒られると肩をすくめていた海音は驚いた。
出ていけじゃなくて遊んでいい!
「私は薬草集めをしないと行けません。から行きます。」
少年が、駆け足でさっていった。
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