生徒会長 計都

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「き、気持ち悪っ!」  思わず声にしてしまった。  だって本当に気持ち悪い文面なんだもの。  でも私以外は全員黙りこくっていた。  計都君が何を言い出すのかを待っているのだ。  計都君は小首を傾げて周りを見渡す。 「爆破予告……って言ったの誰ですか?」  え?  思いもよらない言葉に周りが「?」となった後、その場に居たであろう先生達の視線が一点に集中する。 「あ、ああ、私だけど……何?どっからどう見ても爆破予告だろう!?」  そう慌てながら名乗りを上げたのは高田教頭先生。  この事なかれ主義の教頭は、自分に何かしら不利益を被りそうな事態を極端に嫌うのよね。  今だって計都君が何も言ってないのに自分を正当化しようとしてるし……。 「ま、松井校長も同意しましたよね!?そうですよね!?」  ほら、すぐに他人に責任を押しつける。  まぁ校長も似たり寄ったりなんだけどね……。
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