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静かに……だけど力強く放たれた言葉は、脳内に直接響いてくるようだった。
何故か……その通りにしなければいけない感覚。
たまに計都君の言葉にはこんな感覚にさせられる。
でも嫌な感じでは無く、言うなれば『使命感』みたいなものが生まれるのだ。
自分の中に芽生えるこの熱さが心地好い。
しかも集団に向けて言葉を放てば、固い団結力にも繋がる。
カリスマ性を持つ者の言葉とはこういうものなのだろうか?
こういった所が計都君が二年生ながら生徒会長を務め、あらゆる権限を許されている所以だろう。
故に今も一同が揃って頷き、計都君の指示に従う旨を示している。
そう、中傷された本人である校長までもが。
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