プロローグ・電撃

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 連は本を積み上げた見張り台から、空の彼方を眺めるのが好きだった。授業は再開され、教室でのコント・パフォーマンスは忘却されたが、連の想像はネバーエンディング。  空想家であり、冒険を愛する少年は遥かなる水平線の向こうを夢見て、キラキラと輝く海原へ希望という風を帆に受けて旅立つ。 『僕は君を守る戦士となる』 (ジッ、ジジー……とチューナーのダイヤルがズレた雑音。) 6ff68ba6-fe9c-4985-bbbc-3bbfd38cfeca (イラスト、かな様(Twitter ID kana4337)からお借りしています。)
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