戯れ言0:出逢いの酒場(これは始まりのお話です)
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この場所には、戦はわからんが、用心棒の口もあれば、墓泥棒の当ても多い。暴れ者の俺にはもってこいだ!」 その言葉に、騎士は無言のまま、ぐい飲みを捧げるように突き出す。 意図に気付いた武者は、グラスを軽く、ぐい飲みにぶつけた。 賑やかな喧噪の中、僅かに、こん!とも、きん!とも聞こえる軽快な音は、二人の行く末をひっそりと祝福するかのようであった。
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