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刀剣――
有史以来、人類は様々な狩りの道具を生み出してきた。
棍棒や石から始まり、それは斧や投擲槍に続き、やがて弓などの飛び道具へと進歩していく。
そして当然ながら、それは狩りや採集の道具としてばかりではなく、戦いの道具にも転じていく。
その中で、〈剣〉という存在は特別と言っても良い。
何故ならば、それは自分が知る限りでは、おそらくは初めて、純粋に、[最初から人と戦うための武器]として作られた存在と考えている。
やがて剣は、力の象徴……権力者の象徴となっていく。
事実、古代日本や北欧でも、豪族、ヴァイキングなどの古墳から銅剣や鉄剣などが副葬品として発掘されている。
[力の象徴]と云えば、剣以外にも杖や矛、弓、棍棒(メイス)などが知られるが、圧倒的に多いのは、刀剣類のように思える。
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