戯れ言5:煌めく刀身に惹かれて (これは、刀剣類のお話です)

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 さて、これも主張をひっくり返す事になるのが、確かに刀剣はその使用には高い技量を要求されるものであるが、逆を云えば、使いこなすことが出来れば、白兵戦に於ける様々な状況で威力を発揮する、オールマイティな武器であることは間違いない。そうでなければ、権威だけでここまで生き残ることはないであろうし、また、古今東西、様々な剣術の技が編み出され、継承されることも無かったであろう。  刀剣――  鋼そのものの輝きにしろ、柄や鞘といった拵えの造りにしろ、更にはその伝来に至るまで、最近では老若男女問わず、その魅力に惹かれるものは多い、  しかし、剣は元より[戦うための武器]であることに違いはない。  どれほど美しい輝きを放っていたとしても、その裏に、数多くの[流された血]があることを忘れてはならない。  そしてそれは、斬った相手ばかりではなく、振るった自分自身の血であることも、知っておくべきなのかも知れない。  それが、剣を使う技――〈剣術〉の運命である。  ここからは、それら剣術についても語りたいところであるが、ここでは文章量が足りないため、残念ながら、今回はここまでとさせて頂こう。
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