第4章 理科室の亡霊

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第4章 理科室の亡霊

 今日の朝は、気温が高く、学校に行くのが億劫だった。だがいつもどうりに俺は校舎に入り授業を終え時間は4時30分、俺がおもったとうり、栗原はやってきた。トントンと昨日と同じく、栗原は理科室に入ってきた。「先生、またきました」と元気に言った。 「ああ、絶対に来ると思ってたよ」というと栗原は一瞬驚いたがすぐさま「そうですか」と言い、はにかむような笑みを浮かべた。 「栗原、お前は、理科室の亡霊を知りたい。そうだな」 「はい、わかるんだったら知りたいです」 「簡潔に言うとわかる」俺がそう言うと栗原は 「少し、聞きたいことがあるんですが」 「ああどうぞ」 「先生は、理科室の亡霊をどんなものだと考えているんですか」 「そうだな、じゃあそこから話そう」と俺が言い、俺は白いチョークで黒板に話しながら書いていく。「まず、第一段階に理科室の亡霊は人間だ」俺は黒板に『理科室の亡霊=人間』と書き込む。栗原は、少し不服そうだが話しを続けよう。「まず、順を追って説明しよう。まず理科室の亡霊が出たという噂を始めて聞いたのはいつだったか覚えているか」と俺が栗原に質問した。すると栗原は手を目の横あたりにつけながら「あれは確か11月の下旬あたりだったと思います」俺は白のチョークで簡単な数直線を書きながらその向かって左側に『11月(下旬)』と書き込んだ。そして次に俺が話そうとすると栗原はそれを遮って「ちょっと待ってください、先生。なんで理科室の亡霊が人間だなんてなんでわかるんですか、この前も言いましたよね、私が見たのは人の形ではなく火の玉だったて」と栗原が手振りをした「ああ、しっかりそれも考えてある。」だが俺は総じてやはり理科室の亡霊は人間だと言うことに至った」と俺ははっきりと言い「話しを進める。次にお前が亡霊を見たのはいつの何時頃だ」「確か2月の18か20で時間は共に5時30~6時くらいの間だったと思います」
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