第1章

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大学時代の友人と久しぶりに再会。 大学生のときは相撲取りと見間違われるほど太っていたのに、再会した友人は痩せ細っている。 「オ! 減量に成功したのか」 俺の問いかけに友人は力無く首を横に降り、痩せた原因を話す。 「違うんだ。 最近夜寝ているとき金縛りにあうんだよ。 目を開けようとしても開ける事が出来ない上に凄まじい悪臭がして、金縛りが解けるとトイレに駆け込んで嘔吐する毎日なんだ」 その日俺は友人のアパートに泊まった。 深夜、寝ている俺の耳に「プウウゥゥーーーー」という放屁の音が響き、それと共に悪臭が漂って来る。 凄まじい悪臭に俺は跳ね起き、罵声を浴びせようと友人の方を見た。 友人の方を見た俺の目に映ったのは、尻の穴を鼻に押し付けるようにして、友人の顔の上に座っている男の姿だった。
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