アオイトリ

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相変わらず浴槽から水が溢れているし、あおいの血も流れ続けている。 だが、暫くすると誰かがドアを激しく叩き始めた。 「う、うわー!」 入って来たのは大家さん。と、下の階に住んでいる派手なねえちゃんだった。 「早く救急車呼んで!」 ねえちゃんの適切な判断のお陰で、あおいは一命を取り止めた。 「ね? 助かったでしょ?」 「うん。ありがとう。ごめんな」
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