アオイトリ

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言いながら、奴は煙草に火を点けた。 「けど、今までの経験から言うと、ヤッた女の守護霊? とか水子? とか見える時あったから、もしかしたらって思ったんだよ」 あおいと寝たから俺が見えたのか? 心中は複雑だったけど、考えようによっては、これはチャンスかもしれない。 「ほな、あんた、俺の言葉をあおいに伝えてくれへんか?」 「もし、伝えたら、あんた俺に何してくれる?」 「え?」
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