アオイトリ

34/58
前へ
/58ページ
次へ
「ナイスアシストちゃう? 島崎ちゃん。ちょっとやり過ぎな感じは否めないけれども」 「あんた死んでるクセに明るいよな」 「死んでるとか言うなやー」 言葉は交わせても、さすがにツッコみはできない。 俺の透けた手が、奴の肩を突き抜けた。 生きてる時なら絶対口をきくこともなかったと思う。 絶対友達にはならんし、なりたくないタイプ。 人の縁って不思議やなって死んでからも感じることができるとは。
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!

258人が本棚に入れています
本棚に追加