2013年(平成25年)6月

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関係者がようやく通報し警察が出動、暴徒は鎮圧された。 強制わいせつ罪、傷害罪で現行犯逮捕された者が、実に55人。が、実際に犯行に加わっていた者は、少なくとも倍以上はいたと思われる。 一方、被害を受けたUNDメンバーは、水島夏帆と滝沢優奈を除く103人のうち、25人であった。 最も深刻な被害を受けたのがオザハルこと尾崎遥香で、男たちに代わる代わる強姦された上に、顔面や頭部、腹部に殴る蹴るの暴行を受け、保護された時は意識不明の重体であった。 その後回復したものの、復帰のメドはまったく立っていない。 そしてもう一人、今回の事件関係者で逮捕者が出た。 容疑は、児童売春防止法違反。 被疑者はUND18総合プロデューサー・高原和哉であった。 この逮捕、世間に2つの衝撃を与えた。 1つは児童、つまり18歳未満の少女に売春をさせていたという事実。少女とは、言わずと知れたUNDのメンバーたちの事であった。 つまり高原は、化け物に喰われた夏帆と滝沢以外の全員に、売春をさせていたと考えられる。 そしてもう1つが、『クラブ活動』という隠語で行われたこの売春行為の斡旋先の事であった。 斡旋先は、永田町と霞ヶ関。 高原逮捕は、政界と官界を揺るがす、一大スキャンダルへと発展していく。
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