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私たちの関係を表す言葉、それは夫婦である。そして、もう一つ挙げるとすれば幼馴染みだ。これは幼き日々を共に過ごした間柄を差す呼称であり、過去を否定することは如何にしても叶わず、故に二人の命終迎える日まで決して無くならない関係である。当時の私の身体は良くも悪くも今と変わらず、その頃の生活サイクルは9時間の睡眠と朝昼晩の三食、そして学校でするお勉強と静寂に満ちたお遊戯で構成され、それはそれは子供にとって何とも見窄らしい生活を送っていたことか。平々凡々な日常のサイクルをいくら望もうと、運動を少しばかり自重して激しい運動を自制する必要があるのだから叶わない。この制限がまた、外で遊ぶことを生業とする子供にとっては耐え難いものであった。両親の過剰な束縛は今にして思えば私の身を案じ、心を鬼にしてまで行う親心であったのだろうが、当時の私は親の心子知らずとばかりにそれを理解できず、ただただ外で遊ぶ友達を羨ましがるばかりであった。そこに現れた陽気な盗賊、私にとっては義賊であるが両親からすれば血も涙もない大悪党であったのだろう。
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