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わたしは生まれて初めて心がうきうきするのを感じた。 涼君。 話すたびにさらっとした髪の毛が揺れる。 バスケするための生まれてきたようなすらりとした容姿。 そして私を覗き込むようにして話すとき、その大きな瞳に見つめられると心の泉にさざ波が起こる。 血液が波打ってぞくぞくする。 私の小さな胸が一瞬キュンとして痺れていく。 涼・・・
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