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「薙様ぁ...また妄想ですか?
いつも朝はそうなんですから・・・。」
はぁ、とため息をつく俺専属執事の狐塚翠(コヅカ・ミドリ)
コイツ、毎日ああやって起こすんだぜ?
顔はそりゃあもう美人だってばよ・・・。
親父が雇ったとはいえ、どこでこんな美人連れてきたんだーって感じ。
この執事、双子の兄がいてさぁ!・・・あ、この話はあとね!
「うっさいなぁ、俺がいつ妄想したっていいじゃん。」
妄想は俺の生きる糧であり主食である!!!!
そんなものをやめろとか気持ち悪いとか
言うんだったらなぁッ!!!!
ぶっころ
...おっと今のなしね、俺としたことが・・・はしたないっ!
「薙様の妄想はもう日常ですからねぇ。
止める気はありませんし・・・ですが
もうちょっと発言を自重なさってくださいね。」
「自重・・・なにそれおいしいの?」
「・・・恥ずかしい思いするのは薙様ですからね。」
「知ってる~~www」
「ハァ...。」
あ、ぜったいコイツ俺のことうぜぇって思った。
呆れた顔すんな執事め。
いつも俺はこんな調子でおちゃらけてる性格だぜ!
でもまぁ、やるときはやる!
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