音楽教師の悦楽

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「んん"っ、ん、んっ、っんんっ、んむ、んん"、ん"ん"、」 「四つん這いになりなよ。」 強い口調で言われるがまま膝と手を床につく。首から上だけを男に強引に掴まれながら、容赦無くきつい体勢をとらされている。しかし、その苦痛を上回る性感が、やがて満ちる潮のように徐々に少年を追い詰め捕らえようとしていた。 「はは、犬みてえ。」 「ん”ん”っ、ん、ん”ん”、ん”っんん”、ん”、っ、んん”、っっん”っん」 口の中の男は既に充分な硬度をもって少年を苛んだ。口内を蹂躙されていると、まるで別の箇所までもが犯されているような感覚になり、少年は気がつくと焦(じ)れるように自らの腰を揺らしていた。この淫らな所作をどうか見つからずにいたいと願うが、それも虚しいことのようだ。 「ズボンを脱げ。」 有無を言わせぬ口調で命じられるがまま、痺れた細い腕で何とかズボンのファスナーを下ろす。濃紺の半ズボンがパサリと床に落ちた。 「下着もだ。」 頭部を掴まれ口の中に男をいっぱいに受けながら、重心をよろよろと傾け下着に手をかける。白い下着を怯えながらゆっくりずらすと、紅く濡れそぼった性器が冷えた外気に晒された。ブラウスとベストはボタン1つ外れておらずリボンタイまできっちりと結ばれている上半身と性器を露出させた下半身とのコントラストが少年の恥辱を更に仰ぎ立てる。
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