数学教師の加虐

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愛液の蜜壺と化した後孔からはずちゅずちゅと卑猥な音が響き、少年の羞恥心を刺激する。 「玩具でない物のほうが、あなたは好きでしょう?」 ずん、と一際大きく奥を突かれ、少年は白目を剥きそうになりながら仰け反った。 「……っ!」 驚愕だった。もはや声も出せない。貫く楔は先ほどの玩具とは比べものにならないほどの大きさで少年の隘路を苛む。男のそれは凶器そのものであった。気づけば、身体の奥で火花が内側を焼くような快楽に全身が痙攣している。 「ひぅ、っ、………っ、」 瞬時蒼ざめた少年の頬にぼろぼろと透明な涙が伝っていく。 「こんなもの」、身体に入れて良いわけが無かった。あまりにもそれは他の誰のものよりも、何よりも大きすぎた。 「つらいか。」 冷淡にそう聞かれ、こくこくと僅かに頷くのがやっとである。早く、抜いてほしい。このままでは身体が壊れてしまうような気がして、少年は震える声を絞り出す。 「ゅ、るして、、ください……」 少年を嬲り続ける灼熱とは裏腹に冷めたレンズの奥の瞳に向け、必死に懇願した。 「なんでも、します……っぅ、だから、っ、おねが…….、抜いて、くださ…………っ、」 少年が口を開くたび、その頬に涙がいくつもの筋を作ってはらはらと流れていく。
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