理科教師の安寧

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ーどれくらい経っただろう。 陽はすっかり入らなくなり、暗さを増した理科実験室には水音と肌のぶつかる音と、少年の細い声だけが響き続けている。 「ごめんなっさっっ、い、ごめ、なさ、あっっっ、ぅ、あ、ごめ、」 「あ、今のちゃんと言えてなかったよな。もう一回。」 「ぅう、あ、ご、めんなさいぃ、っう、も、やめ、、、、」 「がんばれがんばれ、あと15回」 「ごめ、、、ん、なさ」 窓から新たに射し込んでいるのは月光であろうか、青白い光がカーテンの隙間から漏れ、少年の大腿部を照らす。乾ききらぬ白濁の液を貼り付かせ、未だ熱を持つ足の間から滴る精を留めきれずにいる。赤く屹立した小さなそれは触れられてもいないというのに、少年が後ろを激しく穿たれる度、幾度も絶頂を迎えた。 「イくなっつったのに、何回イってんだ?」 暴力的な身体の動きとは打って変わって相変わらず静かな声で男は述べる。少年の反応を楽しむかのように男はにっこりと笑った。 「俺、まだ一回しかイってないんだけどなぁ。」 「っっ、ん、んぅ、、」
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