国語教師の誘惑

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少年の細い顎や首筋を撫でながら、もう片方の手で下腹部を刺激してくる。 ぞわぞわと駆け上がる快楽の兆候と尿意の焦燥とが代わるがわる少年を攻め苛む。 「…っひ、んん……………んっ、ぁあっ、」 胸に這われた舌にびくりと腰が浮けば、その両方が一度に押し寄せ、少年は思わず声を上げた。 「こういうのは、はじめてかな?」 「…っ、もう、やめ………っぁあっ」 「ね、聞いてる?」 「……は、やだ、も、っおねがっ………」 「こういう遊び、初めてなのか聞いてるんだけど?」 男は語気を強める。と同時に少年の勃ち上がった中心の根元をぎゅ、と指で拘束してしまった。 「ひぃ、ぅ、っ!」 腰を浮かせたままぶるぶると痙攣する少年の身体からは、既に多量の汗が滴っている。 「ね、初めて?」 にっこりと笑ったまま国語教師は問う。 「……っ、ぁ、」 中心を縛る指の圧が強くなる。 「っぎ、っ………っ、ぁ、は、はじめてじゃ、」 「はじめてじゃ、ない?」 男の太い指の中でどくどくと脈打つ少年自身が辛く、慌ててこくこくと頭を縦に振る。早く、解放されたい。 「ふーん、はじめてじゃないなら、何処でこんな遊び覚えたの?」
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