体育教師の情熱

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「いや、驚かせてすまんな。」 暗がりの中から熊のように大きいシルエットがむくりと立ち上がる。 「俺だよ、俺。」 よくよく見ると、そこには見慣れた顔があった。 「体育の先生……!」 「ああ。」 身長2メートル以上はあるだろう男は頷く。白いシャツから筋肉質な腕が覗いている。 「どうしたんですか?こんなところで。」 「それはこっちのセリフなんだが。」 「え……」 少年は言葉に詰まる。
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