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隣が余計なことを口走りそうな気配を察知して、反射的にリュータの口を塞ぐ。もご、とリュータの口の中で言葉にならなかった台詞が霧散する。
「悪い悪い、知り合いに似ててさ。名前まで同じとは思ってなかった。ところで、オレら気付いたらここに来てたんだけど。ここどこか分かるか?」
軽く流してみると、明らかな誤魔化しにも少年は首を傾げるだけでそれ以上追求することなく返してきた。
「おれもわかんねえ。土曜日だったから学校半日で終わって、帰ってゲーム始めたらGBごと周りがぴかーって光って気付いたらここにいた」
「GBごと……」
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