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そしてあまり当たってほしくない予感ではあるが、爆発はそれぞれの牢の中から起こったように見えた。
「……リュータ、ちょっと様子を見てくるからおまえはここにいろ」
「えっ、おれも行くよ」
「いいからここにいてくれ。防御壁張ったままで行くから今度はヘマしねえよ」
「う、うん……?」
何のことなのか分かっていない様子のリュータをその場に置いて、一度は離れた牢の前へ進む。鉄格子はすべて爆発によってひしゃげていて、焼け焦げた肉片が飛び散っていた。とてもじゃないが、中学生に見せられる光景ではない。
「……リュータ置いてきて正解だったな」
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