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バカやめろ言うな。そいつとオレがはち合わせたらどうなるか分かんねえだろ。慌てて首を振る。リュータがこちらを見て口をつぐむ。
「どうした?」
「えっと……」
いいから行け、と手で合図する。座標設定不要の合流魔法陣があるのだから、彼が先に外に出ればMP1で簡単に外に出ることができる。
意図を汲んでくれたのか、リュータが頷いた。
「わかった。お願いします。どこまで行くの?」
「近くに人間の里があっただろ。とりあえずそこまで送り届けてやるよ。そっちでうまくやっとけ。一日様子見て、難しそうだったら次の晩、里の外に出てこい。おまえひとりくらいなら、オレん家でしばらく面倒見てやることもできるからさ」
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