かのじょ

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彼女に会うようになってから、私は変わった それまで嫌々こなした手習い見習いだったが、そのうち彼女の為になるならばとやる気が出た 「漸く一人前になる覚悟が出来ようだな」 「後は良いお嫁さんを迎えるだけかしらね」 一層縁談話を持ちかけられたが私はそれを突き返した 私には名も知らない思い人がいると伝えれば父は反対したが母は喜んだ 母の協力もあり、町の娘も呼び舞踏会を開くことになった そこで気に入った者を見つけ、妻にするために
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