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season.4
俺の名は梶尾正登(かじおまさと)25歳。
大手家電メーカーで技術開発の仕事をしていたが、バイクで通勤途中にひき逃げされ、車椅子生活となって駅前タワーマンションの21階で一人暮らしをしている。
ある日、俺の世話をするためだと一ノ瀬葵(いちのせあおい)と名乗る22歳の若いヘルパーが訪ねて来た。
彼女がやって来た理由は、福祉事業所からの紹介ではなく、じつは俺に一目惚れしたからだという。
彼女は障害者しか愛せないのだ。
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