season.4

1/5
15人が本棚に入れています
本棚に追加
/143ページ

season.4

俺の名は梶尾正登(かじおまさと)25歳。 大手家電メーカーで技術開発の仕事をしていたが、バイクで通勤途中にひき逃げされ、車椅子生活となって駅前タワーマンションの21階で一人暮らしをしている。 ある日、俺の世話をするためだと一ノ瀬葵(いちのせあおい)と名乗る22歳の若いヘルパーが訪ねて来た。 彼女がやって来た理由は、福祉事業所からの紹介ではなく、じつは俺に一目惚れしたからだという。 彼女は障害者しか愛せないのだ。
/143ページ

最初のコメントを投稿しよう!