< 1 > 目覚め

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「 そう、失敗。本来ならワタクシと貴方が、こうして言葉を交わすはずではなかった。だって、貴方も殺されていたから。貴方の頬を掠めているナイフが、眉間に刺さって死ぬはずだったのだもの。横にいる子達と同じようにね。」 横にいる子達 の言葉に 反射的に身体が動いていた。 鋭い痛みが頬を襲うが そんな事は気にも留めず 起き上がって辺りを見回す。 そこはまさに地獄だった。
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