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「あ!これ、いいじゃない?」
「うん、確かに。だけど、男が女のどちらかがわからないだろ?」
ベビー服専門店のウィンドウに飾っている女物の可愛らしい服を見たこれが欲しいと強請る夏流に、ボクはまだ早いじゃない?と宥めるが…
「絶対に女の子だと思うわ!だって…先日に検診に行った時、先生も8対2で女の子だろうって!」
「うーん…ま、いいや。夏流さんの望み通り、好きなものを買っていいから」
口を尖らせて抗議する夏流に、ボクは半信半疑に思いながら今回は夏流の意見に従うことにした…
「夏流さん、結局買わなかったじゃないか?」
「ううん…もう少し待ってから買おうかなと…」
優柔不断な性格らしく、寸前で留まる夏流にボクはやや呆れながらも項垂れている夏流を可愛く思った。
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