報告

3/36
前へ
/36ページ
次へ
「もしもし」 “おー、陽菜か?” 「うん。俊ちゃん、おはよう」 “ん、おはよう。今から来れるか?” 「うん」 電話をきってすぐに、俊ちゃんの家へ向かった。 どきどきと早鐘を鳴らす心臓を左手で押さえながら、インターホンを押す。 ピンポーン…… こんなに緊張しながらインターホンを押したのは初めてだ。 玄関のドアを開けて出てきたのは、俊ちゃん。 「入れよ」 「うん。お邪魔します」 いつものように、リビングのドアを開けて中に入る。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

176人が本棚に入れています
本棚に追加