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シロの隣にドンが現れ仲良く座って私を見ています。まるで何かを伝えるかの様に…
「ドン!?私、会えて嬉しいよ。」
『シロ君もドン君も真佑さんの力になりたいと言ってくれてますよ。シロ君は、噛みついた事謝っています。真佑さんに見えるのは波長と二匹の強い想いが通じてるからですね?』
「ありがとう。シロ、ドン。」
私が嬉し涙を流すとシロもドンも心配して私に近付き涙をなめてくれました。霊体となってる筈なのに不思議と触れる事が出きるのは同調してるからでしょうか?
『ええ話やで。わいも涙出て来たわ。真佑とは、あの狸寺で会って以来やな?』
「まぁ、貴方は狸の…」
「おじいちゃんのお墓参りの時に狸寺に行った事はあるけど、狸に会った事は無い!」
目の前に現れたのは狸だけど、人の言葉を話しました。
某アニメに出てきたまんまの狸で、彼は狸寺に祀られている狸。
私が住んでいた故郷には狸に纏わる話が有名で、お寺にも狸が祀られています。
『まぁ、知らんのも無理無いで。祠から真佑の事みとったし背筋に感じんかったやろ?わいは悪い狸様や無いから心配せんでいい。』
「つまり、私に勝手に憑いてきたストーカー狸様って事ですか?」
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