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賢之助様に、私の顔を覗き込まれ明かせない過去を言われて緊張で固まってしまいました。
いわゆるイケメンな狐神様に至近距離でまじまじとみられると緊張してしまいます。
私の場合、異性に対しての免疫が無いので特にですが。
「禁断の遊びは、危険ですから何も無くて本当に良かったですね?後、若い頃の好奇心旺盛な遊びと言えば…」
「蓮上様、それも後程にしましょう。狸様の話が終わってません!」
『ほんで、真佑はわいの名前思い出してくれたんかいな?寺のわいが祀られている祠に旗あったやろ?あそこに書いてあったん思い出さんか?』
「…金長さん?」
『アホぬかせ!それは、こ…まね狸や!』
…の部分は、某県の地名が入ります。此処では、伏せさせていただきますのでご了承を。
「五右衛門様?」
『態と言うとるのか?』
『アハハハハ…面白いやん。狸と人の漫才笑える。真佑、久しぶりやね?うちは、猫神様お松大権現の美愛(みあ)猫神様って言ったら分かるやろ?真佑、受験生の時にうちに会いに来てくれたやろ?神社の祠に一匹の猫がうちの祠に案内してくれたんが出会いのきっかけになったんやけどね。』
猫神様の美愛は、美しい白猫で方言が抜けていなかったようです。
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