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『ずるい!真佑、うちにも触って?真佑に撫でられたい。』
白猫の猫神様の美愛は、色っぽい声で甘えてきました。白猫も好きな浮気者の私は幸せ過ぎて感動しました。神様ありがとう。
「狸様が待てずに痺れを切らしていますよ?そろそろ名前を思い出してあげてはいかがですか。」
『そうですよ!これじゃあ、本題の霊の事が話せません。早く次へ行きましょう。』
「うーん…!?さっき五右衛門様で態とって言ってたの思い出した。となると、四じゃなくて六…ん?六右衛門様!」
『思い出すん遅すぎやろ?まぁ、ええわ。真佑、あの狐にコケにされてわいはムカついとるんや。狸様の力みときいや。んで、真佑の手貸してみ。わいも実体化したる!』
私の手に六右衛門様の手を添えると不思議な温かい光が二人を包み込みあっというまに六右衛門様は、人の姿になりました。
「どや?イケメンやろ。真佑の霊力かりたから人の姿になれたんやで。まぁ、同調せんとなれんし猫神様と黒猫さんには無理やろけどな?」
イケメン…六右衛門様は、いわゆるチャラ男風の自信家な調子の良い大人の姿になられました。
一般で言えばイケメンにはなるのでしょうが、胡散臭いチャラ男に私はガッカリです。
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